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地元本拠地の京都新聞 ≪最前線京滋ビジネス≫ にて弊社が取り上げられました!!

2021.4.7

このたび、地元本拠地の京都新聞 ≪最前線京滋ビジネス≫ にて、弊社が取り上げられました!皆様に弊社の想いを発信できましたこと、大変幸甚でございます。

寒かったころは春の訪れが待ち遠しかったのですが、開花宣言からあっという間に満開となり、今では風に乗って桜の花びらが旅をしております。

私どもも、「コロナ禍」と共存し、様々なアイディアで観光振興と文化財保全の好循環を生み出していきたいと考えております。

引き続き、どうぞよろしくお願い申し上げます。

 

 

【京都新聞 2021328日(日)】

 

文化財を3Dで映像化

 

視線の先に醍醐寺(京都市伏見区)の三宝院唐門(国宝)が現れる。徐々に近づくと次の瞬間、扉の向こうへすり抜けた。上空から眺めた後は降下し、「地中」を思わせる空間から柱などを見上げる―。

 

あらゆる角度から文化財を鑑賞できるこうした映像を、3次元情報を基に制作する。5年前の熊本地震を機に、文化財保全に必要なデータを集める目的で始めた事業だが、オンライン観光向けのコンテンツとして注目が集まる。

 

地震発生当時、熊本県西原村を拠点にしていた西村和也社長。自宅と事務所が被災し、インフラ点検・診断の仕事も多忙を極めた。落ち着きを取り戻し始めた頃、阿蘇神社(熊本県阿蘇市)が復旧のために写真や映像を探しているとの新聞記事が目にとまった。

 

地震では人々の心のよりどころとなってきた文化財が多く被災し、地域に影を落としていた。「事前にデータを残しておけば、いち早い復旧につながる」。着目したのが、当時橋りょうなどのインフラ点検に使っていた「3Dレーザースキャナー」だった。

 

「これなら自分が好きなことで世の中の役に立てる」。西原村と、国宝や重要文化財が多い京都に事業所を開設し、2018年に会社を設立した。醍醐寺で初めて国宝や重要文化財の本格的な計測を経験し、19年には国際博物館会議(ICOM)京都大会に出展した。必要性に確信を深める一方、アーカイブ目的だけでは寺社側のニーズに十分に応えられない課題も感じた。

 

解決策として始めたのが、当時急増していたインバウンド(訪日外国人)を含む観光客向けのサービスだった。計測データとAR(拡張現実)、VR(仮想現実)技術を組み合わせ、映像を見ながら多言語情報や、関連する物語に触れるようにすれば、観光振興と文化財保全の好循環が生み出せると考える。

 

これまでに建築物と仏像を合わせ、100件近い文化財を計測した。新型コロナウイルスの流行でインバウンド需要は消失したが、映像などで魅力を発信するオンライン観光は拡大している。西村社長は「コンテンツを充実し、世界中の『行きたい』『知りたい』と願う人が楽しめるサービスを届けたい」と意気込む。

 

(笹井勇佑)

 

第49933号 Copyright(C) 京都新聞 記事の無断転用を禁じます

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